【意味ない?】僕の職場でPDCAが上手くいかない理由
あなたの勤めている会社にはPDCAサイクルという改善手法は使用されていますか?
僕の勤めている会社では当たり前のように提唱されていますが、健全に運用されているとは思いません。
- PDCAは使い古された手法であり
- 理解が十分でないと結果が出なかったり
- そもそも結果が出るまでに時間が掛かる
手法だからです。
今回は、僕の会社で健全に運用されていないと思う理由について自論を書いていきます。
下っ端の愚痴ともいいます笑
結論としては
- 現場の意見は取り上げられない
- リスクが取れない(責任を取る者がいない)
- 報告書類に手を取られる
ことが原因と考えています。
PDCAとは
アメリカの統計学者であり、戦後の日本の製造業やビジネスに大きな影響を与えたウィリアム・エドワーズ・デミング氏によって提唱されました(諸説有り)。
現在では主に日本の企業で使用されている改善手法です。
日本の生産業などではとても大事にされている改善手法となっています。
※ISO⇒国際標準化機構のこと
※ISO9001⇒品質に関するガイドライン
P(Plan) 計画
従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。
D(Do) 行動
計画に沿って業務を行う。
C(Check) 評価
業務の実施が計画に沿っているかどうかを評価する。
A(Action) 改善
実施が計画に沿っていない部分を調べて改善をする。
計画⇒行動⇒評価⇒改善を繰り返すことで継続的に改善を行なっていくシステムです。
PDCAを上手く回せない理由
継続的に問題点を改善し続ける手法であるPDCAですが、
- あまり上手く回せていない
- 意味が無い
- 余計な仕事
と感じている方も多いのではないでしょうか?
現場の意見は取り上げられない
目標を決めるのはいつだって会議室にいる偉い人です。そこには現場の意見なんて届いていません。
偉い人が決めた目標に従ってテーマを選ぶ為、実際に改善を行う作業者のモチベーションは上がりません。
リスクが取れない
企業の中間管理職はリスクを嫌います。
仮に年間100万円の損害を出すトラブルの改善に年間500万円のコストを掛けていたとします。
もちろん工期やその他の面もありますが、費用対効果で言うと元を取れていないどころかマイナスですよね。
しかし、損害を出したと報告すると更に偉い人から詰められるのでなんとか回避しようとします。
中間管理職は波風を立てない様に仕事をしているだけで、真の意味でコスト削減には動いていないのです。
報告書類に手を取られる
世の中には具体的な指示も無く、作成した書類にケチを付ける上司がいます。
その上司が完璧主義だった場合はなお悪いです。
- 好みじゃないかと思えるくらい細かい言い回しまで修正が入る
- 反論すると不機嫌になる
- こちらの評価は下がる
良いことがありません。
現場で出来る対策
次の年に行う予定の改善を用意しておく
言われてからでは間に合わないので早めに動きましょう。
成果を出しやすいデータを揃えておく
- やりたいことを妨げるデータは資料には書かない。
- やりたいことの理由付けになるデータをあらかじめ取っておく。
ことが必要です。
曖昧な表現は避け数字で語る
- 問題点にどれだけコストが掛かっているのか
- 改善の効果(金額、時間)
- 効果の裏付け
これをやるとどれだけの効果が見込まれるのか。しっかり数字にして報告しましょう。
事前に動いて置いた方がスムーズに進みます。
まとめ
PDCAが上手く回らないのは様々な理由でのモチベーションの低下が原因
- 現場の意見が反映されない
- リスクが取れない(誰も責任は取りたくない)
- 報告書類に気を取られる
現場で取れる対策
上層部が変わらなければどうしようもないですが、現場で出来ることとして、先に色々準備しておきましょう!
PDCAは特に活動が遅れがちになります。提唱者であるデミング氏も、後にCheckでは無くStudy(学び)を使用したPDSAサイクルを推奨していました。
ビジネスの本場、シリコンバレーではPDCAやPDSAではなくOODA(ウーダ)ループと言われる手法が主流となっています。
日本の企業も現場レベルではなく、経営者が新しい手法を学び、企業全体に落としていく必要があるのではないでしょうか。
いち作業者として、仕事のモチベーションを上げれるような仕組みになることを祈って行動していきます。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。今後も生活をより良くする為の情報を書いていきます。
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